1986年9月に、それまでの長い髪を耳が出るほどのスーパー・ショート・ヘアーにした。彼女の最後の数年のイメージを作ることとなった。
理由を尋ねると拒まれることはなかったようだが、本当の理由は語られたのだろうか。
1986年10月の番組
週刊明星1986年10/30の記事
テレサ・テンのカリアゲ・ヘアに隠されたある“事情”
結婚説、失恋説の出る中、来日した彼女を直撃
「時の流れに身をまかっせ」がヒット中のテレサ・テンが××。××××、今年×××××××した。××は、有線大賞、「紅白」と×××××××××でいるのだが、その××に×××とたんに××ルックス。なんと、あの×××の長い髪がバッサリと切られていたのだ。
※
女性が髪を切るときには、必ずそれなりの理由があるもの。テレサ・テンの場合も、おそらく例外ではない。というわけで、そのカリアゲ・ヘアについてはさまざまは憶測が乱れ飛んだ。
その①いよいよ結婚節。彼女には数年前から、何度か結婚説が流れているが、今度こそいよいよ本物。で、彼女は“婚約者”の好みに合わせて、長い髪まで切ったのだというもの。その②失恋説。彼女は大恋愛の末に失恋し、その××から髪を切ったとするもの。
などなど。いずれも恋いに関するものばかりだが、さっそく彼女に真相をたずねると、
「髪型と濃いとは関係ありません」
実は,彼女は数年前から、ややハードワーク気味で、仕事が終わるたびに極度の疲労を感じるようになっていた。
そこで、このままでは仕事が続けられなくなるとの危機感をおぼえ、××改革に真剣に取り組むようになったていたのだ。
まず、肉中心の食生活を変えること。この1年間は、ほとんど菜食主義で通してきた。
次いで、気分転換とシェイプ・アップのためにスポーツをやること。彼女の場合は、水泳とウィンドサーフィンだが、ここ1年ほどは、特に水泳に力を入れてきた。
そして、その水泳を続けるためには、あの長い髪がなんともジャマな存在だったのだ。
バッサリ切ったのは今年9月。「台湾でもショート・ヘアははやってるんです。髪を切って運動すると、心身ともにライトに(軽く)なって、仕事にも打ち込めるようになりました」
憶測とはあまりに違う真相だが気になる結婚問題については、「たぶん、まだないでしょう。結婚したくないわけじゃないけど。×もないしね」
その人のために髪を切るような男性にめぐり会いたい。そんな口ぶりにも聞こえた。
(文中、×××は読み取れなかった箇所)
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